茶葉の開く様子やお茶の水色が見えて楽しいガラス製の茶器。緑茶や花茶を飲む際にはぜひ欲しい品揃え。中国の茶壺(急須)や杯は日本より小ぶりなものが多く、お話ししながら注いでは飲むスタイル。二重ガラスの杯や縦長の茶壺など形もユニークで、ティータイムを明るく演出してくれます。
◆ガラス製茶器について
中国では茶葉を評価する際、色香味に加え外形も重視します。中国で生産されるお茶の7割をしめる緑茶ですが、その上位に位置するお茶のほとんどは新芽を用い、独特の個性ある姿をしています。例えば碧螺春は白毫につつまれた非常に小さな螺旋形になっていますが、湯を注ぐと体積を増し、黄緑色の新芽の姿となるのです。
あるいは茶葉の内部に花を隠し持った工芸茶にとって見た目が大切であることは言うまでもありません。
こうした中国茶の面白さを十分に引き出すためにはガラス製の茶器は欠かせない存在です。工芸茶は花が開くと高さが出るものもあるので、縦長の提梁壺がおすすめ。
馴染みのない方も多いかもしれませんが、緑茶を飲む時はひとり一人の手元で茶葉が確認できる蓋椀をおすすめします。