花茶は茉莉花茶(ジャスミン茶)や桂花茶のように茶葉に花の香りを移したお茶です。安価な花茶では直接花を入れてしまうものもありますが、天香の茉莉花茶は茶葉が香りを吸収しやすいという特性を生かし、安徽省の緑茶に丁寧に香りを移したもので香りはもちろん飲んでも美味しい花茶です。
◆花茶・工芸茶について
花茶といわれるものには花の香りを茶葉に移したものと、工芸茶とも呼ばれる茶葉と花を組み合わせお湯を入れると花が開くような加工を施したものがあり、天香では前者を花茶、後者を工芸茶と呼んでいます。
花茶は、古くは気候の上から茶の栽培に適さない北部に茶葉を送る際、質のあまり良くない茶葉に香りづけをしていたとも言われており、以前は日本でも回転テーブルがあるような中華料理店では普通に出されていたと思います。現在は繰り返し丹念に花と茶葉を合わせた高級な物も数多く見られ、天香にある龍珠花茶も非常に香り高いものです。
一方、工芸茶の歴史は比較的浅いのですが、急速に発展し現在は様々な形を楽しむことができます。