中国の磁器の歴史は長く西欧でチャイナは磁器を指すほど。徳化の磁器は唐に始まり、宋代には「海のシルクロード」の交易品の中心に。三大古磁都と呼ばれ現在も磁器作りが盛んです。玉磁と呼ばれるオフホワイト・象牙色の白磁、茶壺や蓋碗の他、品茗杯や聞香杯など豊富に取り揃えています。
◆磁器について
磁器は西洋でチャイナとよばれることがあるように中国を代表する工芸品のひとつです。やさしい白の徳化製白磁は茶の水色を際立たせ、中国茶を楽しむ雰囲気づくりに欠かせない存在です。
特に蓋碗は日本ではあまり見られない茶器ですが、慣れてしまうととても便利でおすすめです。日本の茶器にあって蓋つきのコップは蓋を外して飲むものですが、中国では蓋をつけたまま蓋と杯の隙間から茶葉をよけながら飲みます。中国茶の茶葉は細かく切られていないので、これで十分茶漉しの役割を果たせるのです。また、茶葉を直接杯に入れるので、見て美しいことも良い茶の条件である中国緑茶の魅力を十分楽しむことができます。
さらにこの蓋椀は急須代わりに使うこともあり、いずれの場合も、洗うのも簡単なのでデスクサイドでも重宝するおすすめの一品です。