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2.茶文化の形成期(唐代)

 唐代は中国封建社会発展の最高峰であり、封建文化の最高峰でもあります。唐は、漢魏六朝(東呉、東晋、宋、斉、梁、陳)の伝統を踏襲すると同時に、少数民族と外来文化の精粋を融合し、中国文化史上最も輝かしい時期を築きました。お茶を飲む風潮が広がるにつれ、また、儒教、道教、仏教、三つの思想が浸透し、茶文化は、次第に独立し完全に整った体系を形作っていきます。

 唐代以前、中国には既に1000年以上の喫茶の歴史があり、唐代のお茶を飲む習慣が形づくられるにあたり確固たる基礎が出来ていました。唐代半ばの社会には、お茶を飲む風習が出来あがるのにとても有利な条件が整っていたので、急速に全国に普及し、外国にも伝播します。

 茶業が発展し生産量が増えたことで、お茶は、一部の人しか享受できない珍品ではなく、米や塩のような社会生活に欠かすことができない物になります。それゆえ、陸羽は『茶経・六之飲』に、お茶はあらゆる家の飲み物になったと言っているのです。

 唐代は、上は皇室、王侯貴族、朝廷の官員、下は僧侶、道士、文人や雅を愛する人、普通の民衆まで、ほぼすべての人がお茶を飲みます。

 『封氏聞見録』第六巻の『飲茶』には、「鄒、斉、滄、埭から首都まで、数多くの店が有り、お茶を煎じ、これを売る。出家も俗人も金を入れてお茶を取って飲む」とあり、民間には、また、茶亭、茶棚、茶房、茶軒、茶社などの施設があり、主人自らと人々がお茶を飲めるようになっています。当時の茶肆と呼ばれる茶館はごくありふれたものです。

 お茶を飲むの習慣が広まるにつれ、お茶で客をもてなす習慣も盛んになり、新しい宴の形―「茶宴」も出現しました。唐の人々は、お茶をお金より大切な優れた贈り物として親友に送り、お茶に深い情と厚い誼を込めています。

 ある文人、僧侶は、お茶を啜ることと茶山に遊ぶことをひとつとしました。また、ある文人は、茶を飲むのが好きで鑑賞を好むことから、深く観察、研究し、栽培と製茶の経験、お茶を飲む技をまとめた作品を相次いで世に出しました。代表的な作品は、陸羽の『茶経』、張又新の『煎茶水記』、温庭筠の『採茶録』などです。

 『茶経』は、幅広い観点から唐代とそれ以前のお茶に関する事柄を紹介した、最初の総合的な茶書です。本全体にわたりお茶の歴史と現状を詳しく論述し、お茶の源流、産地、製造、飲み方から、お茶をとりまく自然や環境、社会的な効用を含めた系統的な知識をまとめ、また、茶芸、茶道に及ぶ一連の文化思想を創造し、茶文化の輪郭を描き出しました。『茶経』は、茶文化形成の重要な指標となっています。

 唐代は、中国の飲茶史上と茶文化史上の極めて重要な段階で、中国茶文化の形成時期であるとともに、茶文化史の里程標なのです。

 

 

 

 

 

 
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